2017年8月29日火曜日

何首烏(カシュウ)


補益精血、截瘧、解毒、潤腸通便
1.精血虚虧による頭のふらつき、目のかすみ、病的白髪、腰がだるい、下肢の無力、遺精、不正性器出血などに用いる。
製何首烏は肝腎を補い、精血を増し、かつ収斂することができる。
薬性は寒でもなく、燥でもない。
またしつこくなく、理想的な補益薬である。
たとえば七宝美髥丹は、何首烏を主薬として、当帰、枸杞子、莵絲子などが配合され、前述した精血虚虧証に使用する方剤である。
2.慢性瘧病(マラリア)、化膿症、瘰癧(頚部リンパ結節)、腸燥による便秘などに用いる。
生何首烏は補益の効力は弱く、また収斂しない。
截虐、解毒、潤腸通便の効能がある。
たとえば気血両虚の慢性虐病を治療する何人飲は何首烏に人参、当帰、陳皮、煨姜を配合したものである。
瘡瘍による腫痛、掻痒には、防風、薄荷、苦参を配合する。例:何首烏散。
『本草匯言』は、夏枯草、土貝母、香附子などを配合し、瘰癧に使用する。
精血不足、腸燥による便秘には当帰、麻子仁、黒脂麻などの養血潤腸薬を配合して用いる。
※泥状便、湿や痰が盛んな者は服用しない方がよい。

0 件のコメント:

コメントを投稿