2017年8月28日月曜日

薏苡仁(ヨクイニン)


利水滲湿、健脾、除脾、清熱排膿
1.尿量減少、浮腫、脚気および脾虚による下痢などに用いる。
薏苡仁は淡滲利湿で、健脾もでき、この作用は茯苓に似ている。
水湿が体内に滞留したことによる病証に、特に脾虚によるものには適切である。
脾虚によって起った食欲不振、下痢、浮腫、腹脹、脚気浮腫などの症状には、すべて利湿、健脾薬を配合して用いられる。
また薬性が微寒であるので、清熱利湿の作用がある。
湿熱による淋病にも適用している。
たとえば『楊氏経験方』は単味で石淋(尿路結石)を治療する。
他は、湿温で邪が気分にあり、湿邪偏勝の者にも適用し、常に杏仁、蒄仁、半夏、厚朴などを配合する。例:三仁湯、藿朴夏苓湯。
2.風湿による痺痛に用いる。
本品は滲湿もできるし、筋肉の痙攣を緩解することもできる。
たとえば風湿の痺証を治療する麻黄杏仁薏苡甘草湯(本品は佐が麻黄、杏仁、甘草)を使用する。
『食医心鏡』は、単味で細末にしてお粥を作って毎日食べる。
これで痺証、水腫などを治療する。
3.肺癰、腸癰に用いる。
薏苡仁は清熱排膿でき内癰を治療する。
肺癰には葦茎(芦根)、冬瓜仁、桃仁を配伍する。例:葦茎湯。
腸癰には敗醤草、丹皮、桃仁などを配伍する。

0 件のコメント:

コメントを投稿